Australian Mammals Biology and Captive Management



 2003年初版発行。現在はペーパーバック版が出ている。26.5cm×21.5cm×4.0cm。  オーストラリアの哺乳類の飼育法について書かれている本。こういったジャンルは日本でもあまり類を見ない興味深いものであろう。  コアラやカンガルーといったおなじみの動物はもちろん、カモノハシやハリモグラ、フクロモモンガ、オオコウモリなど一通りの哺乳類について説明されている。捕獲法や、持ち方、かかりやすい病気、エサ、ケージのデザインなど飼育書ならではの興味深い項目はもちろん、繁殖方法、性別、年齢の判定、寿命、行動など野外観察でも知っておいた方がよい情報も多い。  値段ははるが、オーストラリアの哺乳類について図鑑よりも踏み込んだ知識を求める人にとっては、1冊で一通りの動物が網羅されている点でかなりお買い得といえる。