爬虫類

ケアンズ生き物図鑑



2008年初版発行。15cm×21cm×0.8cm『「自然好きなら一度は訪れたい、ケアンズの生き物ガイド決定版!オーストラリアの北東部に位置し、グレートバリアリーフと世界最古の熱帯雨林の2つの世界遺産をもつことで有名なケアンズは、まさに生き物の宝庫。本書は、ケアンズで動物観察のツアーガイドを10年以上務め、現地の自然に精通した著者が、ケアンズ市街から日帰りで行ける範囲で見られる生き物のうち、比較的、観察する機会の多いものを掲載。昆虫、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類を、特徴をしっかりとらえた生態写真と、わかりやすい解説文で紹介。また、巻末にはおすすめの自然観察地を厳選して取り上げた。この1冊で、ケアンズの自然への興味が広がり、生き物の観察がずっと楽しくなる。」』という本を書きました。よろしくお願いします。

Field Guide to Australian Reptiles




オーストラリアの爬虫類を網羅した写真図鑑。おそらく飼育下の動物を撮影したものも多く、写真が大きく見やすい。このシリーズは読み物的要素が強いのが特徴だが、これに関していえば、写真を大きくとったぶん、文字はかなり少ない。また視覚的なわかりやすさを考慮し、生息環境、食性、繁殖などを表形式で記載しているが、余計なスペースをとるわりに情報量が少なくなってしまっている。特に生息地が限られているものは、その地域では普通に見られるものでも記載されていなかったりする。  いままで爬虫類の図鑑を持っていなくて、とりあえずオーストラリアの爬虫類の本が、という人には、写真の見やすさと、固くない雰囲気から薦められる図鑑といえる。文字数も少ないので英文を読む苦労も少ない。

A Field Guide to Reptiles of Queensland



クイーンズランド州に絞った写真図鑑。一番利用している爬虫類図鑑。中古の値段がすごいことになっているが、ふつうに改訂新版がでているのでご安心を。

A Complete Guide to Reptiles of Australia



 

2003年初版発行。15.0cm×21.0cm×3.0cm。一般的な左ページ解説、右ページ図版の作りの写真図鑑。  オーストラリアの爬虫類を網羅した図鑑。オーストラリア全域をカバーするため、それぞれの種の扱いがかなりちいさくなっているのはいたしかたない部分か。  写真は一種一枚、個体差や状態によっても体色が変ってくる爬虫類においてはいささか情報が足りない。  解説はかなり簡略。線画で識別点を補完している種もある。  実際に使ってみても、同定の一歩手前、あたりをつけるくらいにしかならないことが多い。しかし、オーストラリア全体の爬虫類をこのサイズでカバーできる利点は大きい。